潜龍(せんりゅう) は、1966年に故・金子澤児が創業しました。
潜龍の建物(本館)は、明治末に生糸問屋丹下氏の別荘として建てられたものです。後に縁あって金子澤児がこれを購入しました。
そこへ時の政界の実力者であった河野一郎氏から、若い政治家育成のための庵として借りたいとのお話しがあり、澤児はそれに相応しい建物の名前を色々と考えた結果、「潜龍」と名付けました。
「潜龍」とは、易経に由来し、“天に飛び立つために力を蓄えて潜んでいる若い龍”という意味があります。いつか力を発揮するために研鑽する政治家の卵たちに相応しい名前でした。
(しかし建物が実際に使用されることはなく、構想に留まりました)。
その後、澤児がここで肉料理の店を創業するにあたり、
建物に付けていた「潜龍」という名前をそのまま、
自らが研鑽を積んでいく決意を込めて屋号とし、
現在に至っております。